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ほつ太朗
近畿日本鉄道 10100系 新ビスタカー
10100系は、1958年に世界初の二階建て電車としてデビューした10000系の結果を受け、量産版ビスタカーとして1959年にデビューしました。
狭軌だった名古屋線の標準軌化が現実し、ついに名阪直通が可能となり、10100系は名阪特急の代表格として君臨、1979年まで活躍しました。
今回は貫通顔が宇治山田形にあるA編成 10105Fと、両端共に貫通顔のC編成 10118Fの2本を製作しました。
●鋭い流線型が欲しい
Bトレ製品では流線型顔は少し潰れ気味で、その点が気になっていました。
どうしても流線型を鋭くしたい、そう思いアレコレ考えましたが、結局のところKATOのボディを切り継ぐという結論に至りました。
コストは非常にかかりますが、その分とても美しい流線型が得られました。
切り継ぎ位置は乗務員室扉と旅客扉の間で、切り継いだため全車両再塗装をしています。
Bトレの近鉄特急色は現代風なので、懐かしい優しい色合いに直してあげています。
●屋根上配管
10100系はわりとスッキリした屋根上をしていますが、パンタ車のみ盛大にガチャガチャしています。
近鉄は模型で言うところの割りピンのようなもので配管を留めているような形ではなく、碍子の上に線が載っているような形をしています。
今回模型製作にあたり、銀河モデル6・7段碍子を使用しています。
なお10105Fを含む1〜2次形と3次形の10118Fではパンタ台座が異なります。
1〜2次車はKATOの屋根上から削ぎ取った台座を固定しました。
3次形の二重碍子と呼ばれるパンタ台座は碍子とプラ板を組み合わせて自作しました。
メタルのロゴインレタは とまさほ氏 に作って頂きました。
ありがとうございます。