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とまさほ(北斗星)

オロハネ25 554

JR東日本のロイヤル・デュエット オロハネ24 550が変化に富まない中、コヒ車に表情を与えてくれるのがこの554。
実車は北斗星の需要の高まり、北斗星3・4号の定期列車化に伴い登場したロイヤルデュエットの増備車です。
当初は3・4号用とされましたが、その後すぐに1・2号運用との区別はされなくなったと思います。

特徴的なのは種車。それまでのオロハネ25 550が若番オハネ25 0を改造していたのに対し、
この車両は14系オハネ14 500という、北海道向け14系改造車をさらに種としていたのです。
なので台車が違う仕様であったり、ドアがHゴム有りだったり
クーラーが14系向けのCapacityの大型クーラーであったり・・・今までの北斗星とは違うものでした。

その内装は今までのロイヤルを覆し、深緑の落ち着いたモケットと
さらに落ち着いた壁色にされました。
当時のコンセプトとしては「究極の旅立ち」「14系は生まれ変わる」とあります。
JR北海道のバージョンブルートレインとしての工夫が凝らされた1両でした。

Bトレでは登場時から改良された点検蓋や洗面所窓、登場時からの角手すりはもちろん
Hゴム扉や大型クーラーも再現しています。エンブレム位置が中央に配置されたのも554だけです。
これはおそらく、同時期に登場したオロハネ25 555(ロイヤル・ソロ)に合わせたものであったと思われます。

通路側は553までとは全く異なる構図です。
エンブレムを扉寄りへ。非常口残存で角手すりににじみ出る14系改造の跡。
これはロイヤル・ソロであるオロハネ25 555, 556~558と同一仕様です。

個人的には一番お気に入りのロイヤル・デュエットです。

 

DSCF4741.jpg

 

オロハネ25 555~の通路側はオロハネ25 554(ロイヤル・デュエット)と共通の形をしています。
これは、オハネ14 500改造車の特徴だといっていいのでしょう。またはニュー北斗星の象徴、といったところでしょうか。

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