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客車男

キハ400系急行「天北」

実車について

キハ400系


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 それまで14系500番台座席車 (運用によっては寝台車)により運用されていた宗谷本線系統急行「宗谷」「利尻」、そして天北線-浜頓別経由の「天北」のうち、「宗谷」2往復、「天北」1往復を置き換える目的でキハ40 100の9両を改造したグループです。エンジン関係の強化を図り、変速機を直結2段式に変更し、シートをリクライニングに取り換え、冷房化をすることで急行形としての体裁を整えました。洗面所の増設や冷房用発電装置の設置により客室の多くが埋まる非常に稀有な見た目となりました。
 またキハ48 304 (トイレあり) →キハ480 304、キハ480 1300全車 (トイレなし、たった3両のグループ) が冷房化、エンジン、変速機関係の改造を受けてキハ480となりました。このグループでは冷房用電源は設置されなかったため客室が広いですが、実は天北撤退後自動販売機の設置がなされ、定員は2名減少しています。
実は最初は札幌-室蘭間急行「ちとせ」として間合い運用が存在しました。余談ですが、宗谷急行撤退後はキハ400×2やキハ480 304+キハ40で「優駿浪漫」に使われたり、キハ56と臨時に使われてすぐ、学園都市線用の330番台となって形式消滅しました。304は改造されることなくキハ182-38と共に廃車となりました。

これら系列を連結したキハ400系急行「天北」は1988年に登場し、1989年に天北線が廃止されるまでのわずかの間のみ活躍しました。

Bトレのキハ400

当然製品化はされておらず、改造前のキハ40 100すら出る気配がありません。
そのためキハ40系から意地で改造するしかありません。
 キハ56は平窓はおろか、そもそもパノラマミックウィンドウ車はキハ58ですら出ておりません。
そのためキハ65とキハ28を種車にがんばりました。
編成は実車のある日の編成記録から。

キハ56 202+キハ400 142+キハ480 1303+キハ400 149+キハ480 1303


☆キハ400 142+キハ400 149

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 実は9両いたキハ400系はお座敷列車「くつろぎ」の撤退が近いことから3両が500番台「赤いお座敷」に改造され、「サロベツ」誕生後すぐに宗谷本線基本編成からは撤退しました。
 そこで改造元の142番と149番を選択。キハ40系をベースに雨どい増設・耐寒窓化・機関室増設を中心に加工。
手すりはスカート含めて交換してあります。142と149の前面をでは銘板の数が違い、また架線注意標記の高さが異なりますね。

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 屋根は水タンク・ベンチレータを他社製品に交換。もちろんホワイトメタルの水タンクは手すりを交換している無駄な仕様。さらにベンチレータにはダクト?を追加。キハ400系の特徴であるクーラーを積んでいます。コレは身延線115や51形5000番台「海峡」に使われていた気がします。ディティールとサイズが一番実物に近そうなバルディローズ製を積載。列車無線アンテナはコード含め再現しました。

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 最大の特徴はこの赤いロゴでしょう!「天北」「宗谷」時代のみの設定で、1年後「宗谷」2往復のみの運用になって少ししたら黒いロゴ「SOYA」に張り替えられる運命にありました。

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 そして天北編成の魅力といえば天北線内タブレット閉塞用の「タブレットキャッチャー」。道内のディーゼルの多くで見られたキャッチャーに垂直な部分が存在するものです。このキャッチャーを敏音知駅で交換しているシーンは、まさに天北線の終わりを象徴する非常に感動的な場面でした。見て分かる通り、サボもすべてインレタです。くろま屋さんの「天北」そして「天北 指定席」というすんばらしい製品を用いています。これ最高過ぎるので早く14系も作ってあげたいです。

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 お面の反対側も「どの顔を編成の端に出しても恥ずかしくないように」を目標に製作。Hゴムのグレーが非常にキレイに入った点がお気に入りです。149と142のお面の違いは前述のようなものしかありません。この写真だとデフロスターの存在が際立ちますね。よく見るとタブレットキャッチャー保護板が乗務員扉にありますね。

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 連結面。この写真だとアンテナ配線がクッキリわかりますね。142と149では一応ドア広告の有無を作り分けていますが、果たしてこれがいつの時代設定もそうであったかは不明です。調査不足ですが写真からなんとなく合っていると思いますので...

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 1枚目奥、2枚目右が以前製作した「利尻」編成です。実車の時代設定による差異をざっと並べますと
・天北廃止でタブレットキャッチャー撤去。そのボルトが残存
・天北廃止でロゴ変更、黒ロゴが3世代存在。
・乗務員室保護板撤去。
・後年機関室ルーバーを追加 (天北廃止のタイミングとは別)
・前面ジャンパ栓窪板撤去(サロベツ新設後少しして)

 です。一応再現はできているつもりです。(今気づきましたが利尻編成の屋根逆向きに取り付けてます。何やってんだか...)


☆キハ480-304+キハ480-1303


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キハ480は前回避けて通った304を選択。このクルマは1両1形式でさらに変態だらけの車輛です。
前面はこの通り差異は特にありません。元々印象把握の最強なBトレキハ40なので、拙作でもよく仕上がります。

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 側面。304はもともとトイレありなのでトイレ窓をトイレと共に撤去、固定窓に改造しました。
この窓はとんでもなく変なサイズで、実車同様に変な段差の付いた窓を再現しました。1303は普通のトイレなしキハ48改造の為、スタンダードな窓割となっています。

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 304はトイレの撤去にも拘らずなぜか水タンクは留置されました。そのため妻板が1303と異なります。
架線注意標記や増設ジャンパ栓など位置もすべて実車通りのはずです。304の特徴は水タンクベンチレータが1個撤去されて板になっていることです。この写真じゃわかりませんね...

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